よっちゃばれ

THE BOOM よっちゃばれ歌詞
1.赤春~せきしゅん~

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

あのころ夢見てた ひとつひとつが
幾千もの砂にかわり 風に吹かれる

あんなにも傷ついて 傷つけ合った
青春の日々なぜか 美しき虹

愛だけじゃ生きられず でも愛を信じて
何度でも生まれ変われ 朝日のように

雨に耐え 風に耐えた この胸の熱き誇り
青よりも 赤く染まれ 終わりなき赤春

あのころ諦めた ひとつひとつが
幾千もの星にかわり 夜空を飾る

孤独と暗闇に耐えられなくて
泣きながら生まれ落ちて 闇をさまよう

愛なしじゃ生きられず 今愛を信じて
もう一度生まれ変われ 今日の自分に

雨に濡れ 風にまかれ 燃え上がる熱き心
夕日より 赤く染まれ 敗北なき赤春

雨に耐え 風に耐えた この胸の熱き誇り
青よりも 赤く染まれ 終わりなき赤春

雨に濡れ 風にまかれ 燃え上がる熱き心
夕日より 赤く染まれ 敗北なき赤春

雨に耐え 風に耐えた この胸の熱き誇り
青よりも 赤く染まれ 終わりなき赤春

雨に耐え 風に耐えた この胸の熱き誇り
青よりも 赤く染まれ 終わりなき赤春


2.流れ 流されて...

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

上る坂 下る坂 後ろを向けば同じ坂
遠くまで来たけれど ここはいつか来た道

消えかけた傷跡が 心の奥で疼く
遠ざかる故郷よ 終わりのない旅路よ

流れ流されてゆくなら もっと遠くまでゆきたい
決してゆずらないこの愛が あなたに届く日まで

満ちる月 欠ける月 三十夜(みそよ)の空を巡る月
遠くまで来たけれど あなたは月より遠い

回り道 迷い道 天を指す道しるべ
遠ざかる思い出よ 近づかない夢路よ

風にさらわれてゆくなら 世界の果てまでゆきたい
決して戻れないこの道を あなたと歩む日まで

流れ流されてゆくなら もっと遠くまでゆきたい
決してゆずれないこの愛が あなたに届く日まで

流れ流されてゆくなら もっと遠くまでゆきたい
決してゆずれないこの愛が あなたに届く日まで

流れ流されてゆくなら もっと遠くまでゆきたい
決してゆずれないこの愛が あなたに届く日まで


3.情ションガイネ

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

那覇(なは)の港に咲く花は 梅かあざみか白百合か
さらば出船よ 西(いり)の陽(ひ)よ
情しょんがーしょんがー 浮世(うちゆ)しょんがーしょんがー
泣いて泣かれて 惚れて惚れられて 恋に生きなきゃションガイネ

御髪黒木(みぐしくるち)のかんざしに 浅地紺地(あさじくんじ)の芭蕉布よ
泉崎から 波の上
情しょんがーしょんがー 浮世しょんがーしょんがー
飲んで飲まれて 月にゃ内緒で 恋の花咲くションガイネ

北谷美浜(ちゃたんみはま)に飛ぶ鳥は 青い目をした鷲(わし)ぬ鳥(とぅい)
トンビがくるりと目を回す
情しょんがーしょんがー 浮世しょんがーしょんがー
雲に抱かれて 風に吹かれて 涙こらえてションガイネ

四角四面にゃ生きられず 丸い地球にぶら下がり
いつか帰ろかな 生(ん)まり島(じま)

情しょんがーしょんがー 浮世しょんがーしょんがー
泣いて泣かれて 惚れて惚れられて 夢に生きなきゃションガイネ
泣いて泣かれて 惚れて惚れられて 夢に生きなきゃションガイネ


4.忘んなよ島ぬくとぅ

作詞:宮沢和史
作曲:南こうせつ

風に抱かれて 星を集めて
夜明(ゆあ)き通(どぅー)し 毛遊(もうあし)び
十五夜の月 勝る美(ちゅ)らしゃよ
美童(みやらび)ぬ美(ちゅ)らしゃヨー

踊り飽きたら三線(さんしん)抱いて 歌うは恋(くい)ぬ花
島が世に連れても 忘(わし)んなよ島ぬくとぅ

春が過ぎても 鳴いたままだよ
梅が恋しき鶯(うぐいす)
夏が過ぎても 咲いたままだよ
君が愛しき故郷

橋がかかって 町がかわって うるまが離れても

肝込(ちむく)みてぃ歌うよ 忘られぬ島の唄

月を仰いで 波を教えて
夜明(ゆあ)き通(どぅー)し 毛遊(もうあし)び
紺地(こんじ)の袖(そで)が隠す美(ちゅ)らしゃよ
美童(みやらび)ぬ美(ちゅ)らしゃヨー

歌い疲れりゃ酒をあおって もう一度あの歌を

人が世に連れても 忘んなよ島ぬくとぅ
島が世に連れても 忘んなよ島ぬくとぅ


5.蒼い夕陽 feat.ユウ(GO!GO!7188)

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

シアワセという字が書けなかった あなたに会うまでは
カナシミという字が書けなかった あなたが去るまでは
夕陽が嫌いになれないように あなたのことを憎みきれない
いくら追いかけても いくら呼び止めてみても あなたはいない
渚を走る海鳥を追いかけ 心を預けた夏の日
今はどこへ落ちていくの さよなら蒼い夕陽よ

ヨロコビという字を知らなかった あなたを知るまでは
ナグサメという字を知らなかった 独りになるまでは
潮が引いてまた満ちるように あなたの愛が忘れられない
せめて今夜だけは月よ あの人の行く手 阻んでおくれ
渚を渡る潮風を追い越し 未来を預けた夏の日
今は誰を照らしてるの さよなら蒼い夕陽よ

後ろ姿も 影も見えない
愛されないくらいなら 忘れて欲しい

渚を走る海鳥を追いかけ 心を預けた夏の日
今はどこへ落ちていくの さよなら蒼い夕陽よ
今は誰を照らしてるの さよなら蒼い夕陽よ
さよなら蒼い夕陽よ さよなら蒼い夕陽よ


6.暁月夜 ~あかつきづくよ~

THE BOOM feat. 石川さゆり
作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

遠ざかる想い出に 咲く花はただ美しく
掌に咲く花は なぜかいつも儚い

祭り太鼓に 笛の音
騒ぐ心のゆくままに

春も夏も秋も 白く染まる冬も
あなたの知らない道を探して
朝も昼も夜も 暁月夜(あかつきづくよる)も
もう一度めぐり会う旅に出る

遠ざかるあの夢に 舞う鳥はただ誇らしく
もう一度やり直せたら もう一歩 歩けたら

川を流れる彼岸花
残る我が身の葉を知らず

春も夏も秋も 白く染まる冬も
あなたの知らない空を見上げて
朝も昼も夜も 暁月夜も
もう一度めぐり会う夢を見る

春も夏も秋も 白く染まる冬も
あなたの知らない道を探して
朝も昼も夜も 暁月夜も
もう一度めぐり会う旅に出る

もう一度めぐり会う夢を見る


7.愛という言葉

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

悲しみは隠せても 喜びは隠しきれない

あの人を見つめる君は 残酷なほど美しい笑顔

時には赤く あたたかく あどけなく やわらかく 鮮やかで
いつしか 冷酷で 醜くて 何て悲しい言葉

たった一文字の迷宮 それは愛

空しさは埋められても 切なさが拭いきれない

さよならと言えない君は 残虐なほど美しい天使

時には暗く 平坦で 単調で 平凡で 緩慢で 傲慢で
貪欲で 乱暴で 残忍で かけがえのない言葉

たった一文字の宇宙 それは愛


8.歌いたくない夜

作詞:宮沢和史
作曲:崎枝将人・宮沢和史

君の歌を聴かせておくれ
今夜は何も歌いたくない

救いを求め 歌ってみても
どうせどこへも辿り着けない

道は真っすぐ延びていたのに
僕は道に迷ってしまった

歌いたくない夜は 君の歌を聴かせておくれ
そっとギターを弾くから いつもの歌を歌っておくれ

君の声を聴かせておくれ
夜がそろそろ寝た頃だから

答えを探しに 旅をしてたら
帰り道を忘れてしまった

こんなに人とすれ違うのに
僕は独りになってしまった

眠りたくない夜は 君の歌で寝かせておくれ
きっと朝は来るから 今朝見た夢を歌っておくれ

歌いたくない夜は 君の歌を聴かせておくれ
僕が歌い出すまで 今夜は君が歌っておくれ

そっとギターを弾くから いつもの歌を歌っておくれ


9.月光

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

いつも同じ場所で 歌い終わるふたり
固く繋いでいた 手と手が解けたら
重なりあった影が離れてく

あなたの横顔を 微かな微笑みを
集めているだけで 包んでいるだけで
たったそれだけで涙あふれる

海には風 波には船 当たり前のように寄り添う
離れてても どこにいても あなたのそばにいる それだけ ただそれだけ

いつも同じ場所で 背中向けるふたり
短い階段を ひとつ上るごとに
千切れそうな心 繋ぎ止める

あなたの手のひらを 僅かなぬくもりを
探しているだけで 感じているだけで
たったそれだけで涙が止まる

鳥には風 森には雨 当たり前のように解け合う
見えなくても どこにいても あなたのそばにいる それだけ ただそれだけ

萌えゆく春は夏を呼び
暮れゆく秋に冬を待つ
月の光に頬染めて
同じ夜空を見上げてる

海には風 波には船 当たり前のように寄り添う
離れてても どこにいても あなたのそばにいる それだけ ただそれだけ

鳥には風 森には雨 当たり前のように解け合う
見えなくても どこにいても あなたのそばにいる それだけ ただそれだけ


10.ゆっくりおいで

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

天使に手を引かれて 独りで旅に出たから
さよならの一言が お別れが言えなかった

この町からは電話も 手紙も出せないけれど
君の笑顔も その瞳も すべてぼくには見える

ゆっくりでいい ゆっくりおいで
遠回りして 道草をして
もう君を独りにはさせない
ピアノの前で待っているよ

定刻より少し早く 船出の時が来たから
ありがとうと言えないまま 君の名を呼べないまま

新しい家を建てて ふたつの椅子を並べて
ピアノを弾けば 雲の上で 天使が歌い始める

のんびりでいい のんびりおいで
人を愛して 人に愛され
もう二度と手を離しはしない
永遠の愛を奏でよう

いつもそばにいるよ 白鍵のとなりには 黒鍵があるように